春日部市内の古民家では古くから引き継がれる具足(鎧兜)がありました。ご開帳というほどではありませんが、50年以上ぶりにケースから出して客人らと食い入るように鑑賞しました。江戸時代中期の作ということで、兜も鎧も、当時の職人の技能の高さに圧倒されます。
なぜ、こどもの日に鎧兜が飾られるようになったのか?こどもの健やかな成長を祈る親の気持ちは今も昔も変わらないのかもしれません。この鎧兜が何かを祝うためのものなのか、または戦(いくさ)に関与しているのか現代においては予想することしかできませんが、製作には多くの職人が関わって丹精込めて作り上げたことでしょう。両手と頭を使った手仕事に惹かれて、学ぶことも多い今日この頃、明日はこどもの日を迎えます。