8月8日の立秋も過ぎて暦の上では秋ですね。
先日は視察で青森に足を運ぶ機会があり、思い切って県内の夏祭りを楽しみました。
長く続いた新型コロナウイルス感染症の「制限なし」で久々に開催された夏祭りになります。
青森ねぶた祭
青森駅周辺の道路や街並み景観がすっかり「ねぶた仕様」に様変わりする「青森ねぶた」は圧巻でした。
威勢の良い「ラッセーラー、ラッセーラー」の呼び掛けで、曳き手と観客がお互いに煽り合うような姿が特に印象的でした。
知名度ではNo.1の青森ねぶたを見た後は、もっと個性的な祭りを観たくて以下の2か所に足を運びました。
弘前ねぷたまつり
今回は弘前の「ねぷた」を観ましょう!と同行者を誘ったところ、案の定「ねぶたね」と聞き返されました。
(地元の方に確認したところ、青森の人たちは濁音や半濁音が好きだから「ねぶた」「ねぷた」になったそうで「ねふた」は勿論ないのだそうです ^ ^)
少しだけ大人しい「ヤーヤドー」の掛け声で、大きな太鼓に連ねて老若男女が扇形の「ねぷた」を曳いていました。
写真に写っている誘導スタッフのTシャツにプリントされた「弘前感交劇場」は、弘前観光コンベンション協会が掲げる感動と交流を促すテーマのようですね。
五所川原立佞武多(ごしょがわら たちねぷた)
青森駅と弘前駅を結んだ線を底辺として正三角形に近い二等辺三角形で結んで北西の先に位置する五所川原市の立佞武多は一層個性的でした。
大勢の踊り手に続いてノリの良い「ヤッテマーレ、ヤッテマーレ」の掛け声でまるで高層ビルのような山車が曳かれていました。
地元の高校生が一生懸命に取り組んでいる姿が特に印象的でしたが、平成8年に1枚の写真を元に地元の有志により背の高いねぷたが復元されたというストーリーにも惹かれます。
夏の変化
東北の人は冬の寒さには慣れているのでへっちゃらなのだそうですが、昨今の猛暑には耐えられないとの嘆き声をあちこちで聞きました。
地球温暖化によって短い夏を楽しむための東北の祭りの文化にも少なからず影響があるかもしれませんね。
へば!
(津軽弁で「じゃあね!」という意味だとか…)