2024年1月1日

令和6年は、和暦の昭和から加算すると昭和99年〔「63年(昭和)」+「31年(平成)+5年(令和)〕なのだそうですね。
昭和は「東京一極集中の時代」と称されることがありますが、新型コロナ感染症を経ても東京都心のマンションの販売価格の高騰を見ても都心の人気は色褪せずに続いているように見えます。

世界に目を向けてみると今年は100年振りにフランスのパリでオリンピック・パラリンピックが開催されます。

セーヌ川と中心市街地をそのままメイン会場にするという型破りなコンセプトですが、持続可能なイベントを目指して脱プラスチックのためペットボトルの持ち込みが制限されるなどの取り組みも注目に値します。

一方でロシアによるウクライナ侵略、ハマスによるイスラエル攻撃を発端としたイスラエルの侵略的報復は現在も続いており、一般市民の生命を脅かす戦争の長期化は決して望ましくありません。

生命の持続可能性

人間が排出する温暖化効果ガスの増加によって起こる地球温暖化が気候危機として“しっぺ返し”のように人類の生存への脅威になっているとされています。

また、地球上の生物多様性の保全も長期的な人類の生存と健康を担保する上では重要な課題であり、日本政府も30by30としての取り組みを進めています。

本稿の執筆している元旦にも石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生しております。地震や大風などの自然災害への対策は前述の地球温暖化による激甚化への備えも含めて重要になります。

南海トラフの巨大地震も2038年頃に発生するという説が有力視されていますが、太平洋プレートが年間8cmずつ迫っているという現状からは地震がいつ発生しても対応できる備えが必要なのかもしれません。

本年の抱負

公共空間の価値向上のための設計から生態系をベースとした防災対策、コミュニティの健幸づくりのためのプログラム実装に至るまでアーキテクトとしてトータルサービスを提供し、おかげさまで本年7月には18期目を迎えます。

AIやIoTなどの技術やDXなどの手法を駆使して効率的に業務を推進する一方で、新しい価値を生み出すイノベーションが求められています(冒頭のイメージもAIを活用しています)。

柔軟な発想で新しい技術を使ってコミュニティをより持続可能にするためのサービスを一層強化し、未知な領域への好奇心とハングリーさを持って新しい事業にも挑戦して参ります。

つきましては、本年もよろしくお願いします。