パリのセーヌ川沿いでは夏の風物詩“Paris Plage” (Paris Beach)が今年も始まりました。私が訪れたのは数年前ですが、車が走っている筈の右岸の通りに、大量の砂とプランター、寝椅子、旗などが据えられた海辺のリゾート空間が誕生していて驚きました。(写真は早朝に撮影。)
ヴァカンスを楽しむ季節なので市内のお店も閉まってしまいますが、パリに残った人たちは無料でリゾート気分を楽しめます。2002年の夏から続く、夏のイベントを実行しているのはBertrand Delanoëパリ市長です。今年は更に歩行者優先を推し進めるウォーターフロント計画を公表しました。
いつからか車中心になったパリの街を生活を楽しむ市民の空間として取り戻す試みがいよいよ始まります。
春日部市の中心市街地でも、歩行者と自転車を優先にしたエコまちづくりが始まりつつあります。市の中心を流れる大落古利根川が、人間と生き物に心地よい空間になることを切に願っています。
今週末は「道路空間のオープン化」に関する提案募集の締め切りです。
今まで規制が厳しかった道路の周辺空間を民間の力を生かしつつ維持管理してゆくという壮大な計画です。人口が大幅に減少するわが国の将来世代にとって真に必要な道とはどのようなものか考え、提案します。
一般個人からの意見、アイデアも受け付けていますので、どんどん応募してこの国に素晴しいオープンスペースを創りましょう。
(リンク先ページ消失のため一部のリンクを削除しました。)