猛暑もようやく過ぎ去って、展示会や発表会のシーズン真っ盛りのようですね。
招待状を頂戴したところのほか、気になる催しを幾つか拝見しました。
その中から8年ぶりの開催に圧倒的な力を入れているキヤノンさんの展示会「Canon EXPO 2023」をご紹介しましょう。
横断的な分野での技術開発をホリスティックな視点で攻めるキヤノンさんらしい素晴らしい展示でした。
開発の担当の方から直接、お話しを聞くことができるというのが最大のポイントですね。
今回は昨年発売したMEALというMRデバイスでレクサスの擬似乗車体験をしました。
今回は双眼のモニターに映し出された仮想現実の車体の一部に触れると映像が変化するという設定になっています。
実際には存在しない車体の運転席のドアを開けて、運転席になってしまう普通のソファで存在しないスタートボタンを押してエンジンをかけると音も再現されているのでまるで実車に乗っているような気分になります。
先日発売されたMeta Quest3や来年1月に発売予定のApple Vision Proは没入感を追求している一方で、MREALは割り切って有線接続にして軽量化を図り、サイズをコンパクトにしています。
写真のように頭部に装着するディスプレイ(HMD)タイプもありますが、今回の体験では手持ちハンドルで使うタイプだったので一層気楽に体験できました。
手前の指輪型デバイスはボタンがあって、今回の展示では車体の色を入れ替えるスイッチとして解説者が操作をしていらっしゃいました。
なお、MREALは今回のようにショールーム等での使い方のほかに、エンターテインメント分野でも活用が期待されます。
実は前週に虎ノ門ヒルズ内のTOKYO NODEで開催されている「Syn : 身体感覚の新たな地平」というダンスパフォーマンスのエンディングでも体験していました(振付師のMIKIKOさんがチェックする傍らで…)。
キヤノンさんの展示会は10月20日までの開催ですが、虎ノ門ヒルズのダンスパフォーマンスは11月12日まで開催中です。
また、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの周辺ではスマホを使ったARアプリでダンスパフォーマンス鑑賞も楽しめます(知人が開発を…)。
日進月歩ならぬ秒速分歩の世界ですが、キヤノンさんをはじめとする国内の技術系企業には是非頑張って欲しいですね。
弊社も新しい技術やデバイスも使いながら、より便利で快適な社会になるようサポートして参ります。