今日の午後は『日本の“いい川”シンポジウム』に参加しました。

高度経済成長期の勢いで治水を一義的に進めて来た技術者(土木屋)が反省をしつつこれからの国土のあり方について熱く議論していました。

早いもので今年で6回目を迎えたシンポジウムですが、毎年確実に議論が進歩しています。

陥りがちな治水と環境のトレードオフを乗り超えて、東日本大震災の大きな犠牲を払った我々はこれからは命をどうやって守っていくか?についての議論でした。津波の被害を受けた沿岸で防波堤の高さと景観の議論が進められている中で、堤防の高さだけでなく津波が堤防を万が一超過してしまう場合には周辺で受けるという社会的合意がなされてつつあります。技術を過信して依存することは危険です。 岐阜県の先進的な事例を耳にして思いました。

多自然川づくりはこれからです。皆さんも川について考えてみましょう。