7月8日にNPO法人珪藻くらし創造委員会南桜井駅周辺まちづくり協議会、春日部市の主催(共催:倉松川を愛する会)による講演会が開催されました。

第1部ではまちづくりを支える地域経済システム(エコノミー)の講演。高松先生からはコミュニティ・ベンチマークやマッチング・ギフトなどについて説明があり、山本先生からは地元企業の成長による地域経済発展のための手法エコノミックガーデニングなどについて紹介がありました。

第2部では名和昆虫博物館の館長名和先生が虫捕りの魅力を熱く語って下さいました。特定の種を保護するよりも生息域を再生することが重要との指摘がありました。

第3部では副市長からは地球温暖化の状況と春日部市が進めているエコラボシティ(Eco-Lab City,Lab=laboratory=研究所)を目指すその意気込みをお聞きしました。バトンを引き継いだ長野先生は北海道の優れた吸湿性の石材と地中熱ヒートポンプについて紹介しました。

参加者からの意見としては、名和先生の提唱する昆虫が生息できる地域づくりと温暖化効果ガスの排出が少ない低炭素なまちづくりを両方兼ね備えて、本当にエコなまちづくりをしてほしいといった意見もありました。自然再生は生物多様性の保全の面でも地球温暖化抑制の面でも、生活の潤い向上の面でも大変重要です。

早速、最先端の技術を試すための実験が市内で始まるようです。

春日部市のエコまちづくりが、住んでいる人たちの笑顔につながる計画になることを願っています。

講演会の当日の模様は春日部市役所のホームページにも後日掲載されるようです。参加できなかった方は是非ご覧ください。