ちょうど90年前の今日、関東大震災が発生して多くの尊い命が失われました。調理の時間帯に地震があったために火災による死者が多かったとされています。阪神淡路大震災と東日本大震災を生かして災害を減らすための抜本的な取り組みをしておく必要があります。地元の春日部市が発行する広報“かすかべ”も防災特集を組んでいました。

大雨が降った際に首都圏を洪水から守るための外郭放水路と比較して江戸時代の“水塚(みつか)”が紹介されています。ジェット機のエンジンまで搭載する“地下神殿”と江戸時代の英知を結集して人力のみで築造された“土盛り”では技術面では文字通り、雲泥の差がありますが、技術を過信すると思わぬしっぺ返しを食らうということも先の震災の教訓です。

台風上陸による大雨の予報は幸い外れるものの、今日も雷雨がありました。もしも、通算で100mmを超える大雨の日が続いた場合には、最新技術が想定通りに機能するかどうかは疑問だという話しも聞いています。“想定外”を減らして減災を目指すためにも温故知新は重要なのではないでしょうか?

上記の江戸時代の土盛りの写真は白黒なので古そうに見えますが、春日部市内に実存する古民家です。ご覧になりたい方は、お問い合わせください。今月は地元の高齢者団体による調査報告会も市内で開催されるそうでご案内を頂いています。同じ轍を踏まぬように過去の教訓は活かしましょう。