2023年1月2日

中国の武漢が感染源とされる新型コロナウイルス感染症の蔓延も長期化・定常化しており、3年が経過しようとしています。

今般の感染症は感染拡大の初期から世界的大流行を指す「パンデミック」と呼ばれていましたが、最近ではインフルエンザにように一定期間で繰り返される感染として「エンデミック」になる可能性も指摘されています。

既に国内でも57,000人以上の方がお亡くなりになっており、ご遺体との対面もできずに別れざるを得ない状況も多かったことも踏まえて心よりお悔やみ申し上げます。

ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻も、2月下旬まで続くとすれば1年となります。子どもを含む多くの尊い命が犠牲になっていることに戦争の痛ましさを感じます。

グローバル化した世界情勢においては、人権だけではなくエネルギー問題や食糧問題にも直結しており、早期の戦争終結を望むばかります。

国内では2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピックでの狡猾な汚職と談合が露呈し、世界のスポーツの祭典でありながらスポーツマンシップを欠いた運営体制が世界に報じられました。

「コンサルタント」と呼ばれる人物や「広告代理店」と呼ばれる企業が本分を忘れて私利私欲のために邪(よこしま)な振る舞いを重ねていたことはコンプライアンスの有無の以前の問題として大変恥ずべきことですが、それを許してしまった制度や体制にも潜在的な問題があることは明白です。

感染症や独裁者、欲望に脆弱な人類が小さな地球上で持続可能に生きるための心と所作を整えることを学ぶ時なのかもしれませんね。

再生可能エネルギーを視野に入れたエコノミックガーデニングのイメージ

今年の方針

在宅勤務などのテレワークも可能になり、首都圏から地方への移住も僅かながらに着実に増えています。東京の一極集中から分散型のコミュニティの形成に期待が寄せられています。

また、都市部では感染リスクの少ない屋外での宿泊や飲食などの活動が広く注目されており、明治6年の太政官布達から150年の節目を迎える都市公園も健康増進や交流の場として見直されつつあります。

地球温暖化に起因する夏場の気温上昇や異常気象による自然災害を軽減するための対策としてグリーンインフラやカーボンニュートラルにも取り組みます。

本年も上記の事業領域において企業や地域のコミュニティの持続可能な発展に最大限努めて参ります。

なお一層のご支援とご協力をよろしくお願い致します。