連休を前に今日からGo To トラベルが始まりました。観光関連の施設は期待と不安とで複雑な思いをされているようですね。

感染が再拡大する兆候を受けて東京都だけが対象から除外され、キャンセル料についても国が補償することになりました。

世界の感染者数は今日にも累計で1,500万人に到達する見込みで、死亡者数は既に61万人を超えました。

世界の感染状況もニュースで報じられていますが、ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センター(CSSE)の統計データがちょうど6ヶ月間蓄積されたのでグラフ化しました。

感染の震源地となった中国と六大陸で「感染しているの人」の数(現感染者数)を集計すると、下図のようになります(感染者数 − 死亡者数 − 回復者数で算出)。

回復者数の集計方法も各国でまちまちなので正確性は高くないかもしれませんが、地球上の人類の健康状況を把握するために算出しています。

図1 中国と六大陸での感染している人の数の推移

紺色の高さと鋭さをご覧の通り、北米(特にアメリカ)が急激に伸び続けています。

死亡者数については、そのまま各国の死亡者数を合計して算出すると下図のようになります。

図2 中国と六大陸での死亡した人の数の推移

図1と比較すると相対的にヨーロッパ(黄緑)は死亡者が多く、南米(水色)は死亡者が増加傾向が強いということがわかります。ブラジルだけで既に8万人を超えています。

先月もご紹介しましたが、最後にそれぞれの大陸における死亡者数を人口100万人あたりに換算したグラフです。北米と南米は依然として収束の兆しを見せておらず、南米もヨーロッパの割合を超えそうです。

アジアの死亡者数の割合(橙)はオセアニア、アフリカには及ばないものの今のところは低い状況ですが、ブラジルに次いで3番目の感染者数となっているインドは日本の人口の10倍以上の規模なので気がかりですね。

アフターコロナという表現も聞こえ始めていますが、ウィズコロナはもうしばらく続きそうです。国内の死亡者数は落ち着いていますが、気をつけて日常生活を送りましょう。