書籍

2020年5月25日

要旨(今回は少々長いので) 江戸時代には麻疹(はしか)が一定の間隔で蔓延して数多くの感染者と死亡者が出た。 文久2年に麻疹が蔓延した際には人気のメディアとして「はしか絵」と呼ばれる錦絵が出回った。 当時は麻疹が流行する度

2018年4月11日

プロジェクトマッピングのブームが少し落ち着いて商業施設では先進的な映像技術を目にすることが多くなりました。 エンターテイメント業界の専門誌「エンターテインメントビジネス」を贈呈していただきました。最新号では「映像が切り拓

2017年6月6日

新聞の書評欄を読んでいて、あれ?懐かしいと思う表紙の写真を見つけました。 イギリスの週刊誌『エコノミスト』編集スタッフがまとめ上げた未来予測です。 5年前の本編に続く続編ということでしたが、内容はAIなどの技術に特化した

2016年3月28日

コンクリートダム不要論の中には、水源地の森林を“緑のダム”として保全する主張がこれまで見受けられました。一方で山の斜面に植物があると、葉の蒸散(蒸発)によって根っこから水が吸い上げられて斜面はもっと乾燥してしまうのではな

2016年1月5日

先輩経営者に薦められて『商家の家訓』(清文社)を読みました。 近江商人の「三方よし」の由来や江戸時代から数百年も続く老舗企業の歴史を詳しく知ることができました。特に寝具販売の大手である西川グループがかつては若草色の蚊帳を

2013年11月1日

毎年恒例の神田神保町の古本まつりを覗きました。歩道に設置された本棚に積み上げられた古書を熱心に見入っている姿は晩秋の風物詩ですね。今回はアートや絵本など数冊購入して全巻揃った専門書は高額だったので断念しました。連休中は靖

2013年4月11日

東日本大震災大震災の際に強く感じた違和感を見事にまとめている本に出会いました。 形だけの“システム”に完全に依存してした日本の社会構造は震災で崩壊したにも関わらず、さらに強固な“システム”を作ろうとしている現状に警笛を鳴

2013年3月27日

研究会でご一緒した大学教授から出版物の連絡をいただいて丸善の本店で買い求めました。 『政策転換への新シナリオ』 ストレートな題名の通り、具体的な提案に満ちた内容です。“自治体〈危機〉叢書”の赤文字も踊っていますが、自治体

2013年3月6日

日本の将来を考えながら、クリス・アンダーソン著の『メイカーズ』を読みました。 3Dプリンターとインターネットを使った新しいものづくりの潮流が紹介されています。地域としての活性化を図るコンセプトとして“エコノミック・ガーデ

2012年11月6日

大型商業施設がロードサイドに大量にできるようになった頃から鉄道駅の周辺にある商店街が寂れるようになったこともあって、郊外の大型店と中心市街地の賑わいはトレードオフの関係にあるというような議論は一般的に浸透しています。郊外